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〈You side〉
〈っっ、A！！！〉
いつもは律儀に鳴らすインターホンも玄関から呼びかける声も聞こえなかったが、代わりに焦ったような足音が家中に響く。
その音だけでミンジが急いで家に来てくれたことが分かった。
〈何があったの？話せるなら話してくれる？〉
ミンジの優しさが身に沁みて、先ほど引いたはずの涙がまた顔を出す。
事の経緯を全部話すと、ミンジは私を強く抱きしめてくれた。
〈……1人でそんなの見て、辛かったね。
私も一緒にいれば、ジョングクとその女なんてその場でぶん殴ってやってたのに。〉
その気持ちだけで充分だ。
私には何かあるとすぐに駆けつけてくれる親友がいるんだ。
もうそれだけでいい。何も望まない。
こんな時でも、所詮人間。
何も口にする元気はないのに、体は通常通りちゃんと働いてくれていて。
「……ミンジ、お腹すいた。」
〈よっしゃ、こんな時はね、沢山食べた方がいいの！
やけ食いしよ、やけ食い！〉
「え、ミンジも？太るよ？」
〈あ〜そんなこと言っちゃうんだ。Aの奢りね！〉
ミンジが来てくれたことで、涙は依然勝手に流れ出るけど、
冗談が言えるほどまでにはなっていた。
笑い合うミンジの目にも涙が光っていたが、
それを隠すように明るく振る舞ってくれていた。
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じう(プロフ) - pumpkinさん» 嬉しい感想ありがとうございます！これからも精進していきます！！ (4月17日 21時) (
レス) id: ef2e31f619 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - とってもストレートなハッピーエンドで楽しかったです！素敵な作品ありがとうございます〜 (4月17日 0時) (レス) @page23 id: 17591856b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じう | 作成日時：2024年4月13日 0時
