EP12:まさかの展開 ページ12
*
先輩がシャワーに行っている間に
少し血の付いていたシーツを新しいもの変えて
ゴミ箱には昨日使ったであろう大量のティッシュとゴムが入っていたから、急いでゴミ箱の中身を捨てた。
先輩が起きた後にシーツの血に気付いて、バレてないか一瞬ヒヤッとしたけど、先輩の様子からして大丈夫そうだ。
首元には赤い色が何個か散らばっていて
それをコンシーラーで丁寧に誤魔化した。
そうやって、どんどん消していく昨日の記憶。
今日からは、
またいつも通りに過ごさないといけないから。
『よいしょっと……あ、イテテ、、』
ゴミ箱を元の位置に戻して立とうとした時
腰に痛みが走った。
あれ、昨日はなんともなかったのに……
腰の痛みは大した事ないのに、自然と涙が出てきた。
きっとこれは、嬉し泣き。
そうだ、きっとそうなんだ。
大好きな先輩と一晩過ごせたから嬉しすぎて
涙が出ているんだ。
本当の涙の理由はなんとなく分かってはいたけど
私は気づかないフリをした。
そっと溢れそうな自分の心に蓋をした。
「おい………大丈夫かよ。」
後ろから声がして振り向くと
お風呂上がりの先輩が立っていて
私の顔を見た瞬間
何かを察したような顔をした。
「………なあ…やっぱり、俺……お前に………！」
なんて言い出すから、私は慌てて
『いや、昨日、先輩の寝相が悪すぎて蹴られちゃったんです！そのせいで一回ベッドから落ちちゃって、
だから腰を痛めたんですよ(笑)
それが痛すぎて涙が出ちゃいました！
……じゃ、腰を痛めた責任とって
付き合ってくれますか？♡先輩♡』
といつもみたいに冗談っぽく言った。
また「アホか」なんて言葉が返ってくるって
期待してたのに、実際に返ってきた言葉は
「…………いいよ、」だった。
『え……？先輩、何言ってるんですか？』
「だから、、責任とるよ。……お前と付き合う。」
『え、いやいやいや！！先輩！？
気は確かですか！？』
「なんだよ………嫌なのかよ！？」
と私の方に近づいてきて、
大きな手でムニっと私の顔を挟む。
『嫌じゃない……ですけど、』
「じゃ、返事は？」
『よ、よろしく、お願いします？』
「おう、よろしくな。」
私の頭をクシャっと撫でて笑った先輩。
あぁ、その笑顔にまた胸がときめいた。
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ビョル(プロフ) - うにさん» うにさんっ！ありがとうございます！season2も楽しんでいただけるように頑張ります♡ (5月11日 12時) (
レス) id: 2ba08eff84 (このIDを非表示/違反報告)
うに(プロフ) - 以前何度か読ませていただいたのですが、また更新されたとのことで読み直していました。再会本当に嬉しいです！お話整理中とのことでseason2も楽しみにしています♡ (5月3日 14時) (レス) @page47 id: fc966db95f (このIDを非表示/違反報告)
ビョル(プロフ) - yucamomoさん» yucamomoさん、初めまして^ ^素敵なコメントをありがとうございますっ！4年前から知ってくださってたんですね！！ありがとうございますm(__)m完結に向けて頑張りますので、これからもよろしくお願いします(^^)♡ (5月1日 23時) (レス) id: 2ba08eff84 (このIDを非表示/違反報告)
yucamomo(プロフ) - ビョルさん 初めまして お話連載開始頃から拝見していて 更新が再開の通知に､GW初日から､切なさとキュンでテンションが上がりました｡再開､ありがとうございます｡今から､夢主ちゃん達の紆余曲折を楽しみにしています*ˊᵕˋ* (4月29日 7時) (レス) @page44 id: c0f830f0ce (このIDを非表示/違反報告)
ビョル(プロフ) - おにぎりさん» おにぎりさん、コメントありがとうございます（ ; ; ）そう言っていただけて、物凄く嬉しいですっ！今回は完結までは書くつもりですので、よろしくお願いしますm(__)m (4月22日 17時) (レス) @page38 id: 2ba08eff84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビョル | 作成日時：2020年4月25日 22時
