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「ただいま」
玄関からユンギさんの声が聞こえる
「クロ〜」
いつもより少し高いユンギさんの声と
ミャーと鳴くクロちゃんの嬉しそうな声を
私は布団の中で丸まりながら聞いている
私は今ちょっと
お出迎えに行けそうにない
「あれ、シロ〜？」
私を呼ぶ声にピクっと耳が反応する
もう私の耳は、自分がシロだと認識しているらしい
『・・・』
返事をしない私を探すように
スタスタという足音がリビングの方へ消えていったあと
こっちの部屋へと近づいてきた
ぱふっ
私は顔を見られないように
念入りに頭から布団を被った
コンコンコン
「シロ？入るよ？」
ゆっくりと開かれた部屋のドア
「シロ？あ、いた」
低くて優しい声が
布団越しに耳へ届く
近くでその声を聞くと
さすがに無視なんてできなくて
『・・・お帰りなさい』
そう一言だけ話した
一生懸命普通の声を出してみたけど
鼻声になってしまうのはどうしようもない
だって、
さっきまで泣いていたから
「どうした？」
布団越しで頭に触れるユンギさんの手
その手に
すでに緩んだ涙腺は
さらにゆるゆるになる
『・・なんでも、ないです。』
「なら、なんで泣いてる。」
昨日まで丁寧だったユンギさんの口調
敬語が取れるとより飼い主っぽさが増す
「シロ？」
「体調悪いか？お腹痛い？」
そんな声がしたと思ったら、
グッと右側のマットが沈み布団が少し引っ張られる
ユンギさんが私のベッドに腰をかけた
すぐそばにいて、布団越しに頭を撫で続けるユンギさんに
ドキドキするよりもほっとする気持ちが大きくて
出会って2日目なのに
抱きつきたくなるのはなんでだろう
『体調は、悪くないです。お腹も、痛くないです。』
もう泣いていたことがバレているので
隠さずにめちゃくちゃ鼻声で答えた
そうか、と短めの言葉を返したユンギさんは
私を撫でていた手を止めると
スッと立ち上がり、部屋を出て行った
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ミンの甘露煮(プロフ) - 苺あめさん» ユンギさんの心配がつもりに積もって・・ねぇ？w シロちゃんはシロちゃんで・・ねぇ？w あの人とか、この人とかが登場しちゃったり、、うふふ(￣∀￣) 更新お待たせしてすみません。少しずつやっていきますので引き続きよろしくです❤︎ (5月9日 23時) (
レス) id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)
苺あめ(プロフ) - ミンさん、いつも楽しく拝見させ貰っています。徐々にバンタンメンバーが揃って来ましたね…。シロの魅力をグクもホソクも知ってしまいユンギの心配が絶えませんね。早く続きが読みたくて…。更新が待ち遠しいです。 (5月9日 21時) (レス) id: 3780d68ff4 (このIDを非表示/違反報告)
ミンの甘露煮(プロフ) - 苺あめさん» コメありがとうございます〜♪一体この二人どうなっていくんでしょうか・・ｗあれも書きたい、これも書きたいと考えると続編になってしまいそうっっ！(´・ω・｀)これからも応援よろしくお願いします★ (5月3日 16時) (レス) id: e5fb4c8458 (このIDを非表示/違反報告)
苺あめ(プロフ) - ユンギとシロの関係がどの様に変化していくのか気になるし楽しみです。このユンギ可愛いですね。お話が更新されるのが待ち遠しいです。 (5月3日 2時) (レス) @page35 id: 3780d68ff4 (このIDを非表示/違反報告)
ミンの甘露煮(プロフ) - miitaeさん» うわー！楽しんで頂けて嬉しいです❤︎我らはいつでもサムされる準備はできてるんですけどね？！w いつになったらユンギさんのサムが来るのでしょうか！(来ないw)これからも甘々していきますので引き続きよろしくです⭐︎ (4月28日 11時) (レス) @page29 id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミンの甘露煮
| 作成日時：2024年3月31日 16時
