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口を濯いだ後でトイレの鏡に映った自分の顔を見たら、酷い顔だった。
まるで"あの時"と同じ様な。
「A」
トイレのドアを開けるとすぐ目の前にジョングクがいて、男前なその顔に"心配"が浮かんでいた。
「さっきの人達はもう大丈夫だよ、酔っ払ってた人も他の人もちゃんと謝ってくれた」
その言葉に座ってたはずの席を見てみたけれど、3人組の姿はなかった。
かわりにちょっとだけ乱れた3個の椅子があるだけ。
わかっている。
悪い人じゃない。
私が過剰反応しただけなんだ。
でもまだ胃の辺りがふわふわとしていて、そこを抑えた手がギュッと自分のTシャツを掴む。
ジョングクに心配させない様に。
大丈夫って言い聞かせる様に。
「、ごめんね急に」
細く静かに息を吐いて
「大丈夫、大丈夫だから」
あともう少し強くお腹のTシャツを強く握る。
冷や汗が流れる程じゃなくてよかった。
「大丈夫じゃないのに大丈夫って言わなくていいよ」
頭上から柔らかくて明瞭な声が鼓膜を揺らした。
それだけじゃなくて、ジョングクの手が私の背中に触るか触らないかくらいの力で添えられて
「そんな事聞かないから、ただ頼っていいんだよ」
真摯で強くて温かさまだ感じる様な視線を向けた。
ジョングクのその言葉に、その手に、どんな効果があるのかは分からない。
でも、強張った身体が解れていく感覚は確かに感じた。
その手に促される様に席に戻る前に自動ドアが開くと同時に慌てた様子の兄が入店して来た。
「お兄ちゃん、なんで？」
「なんでってジョングギが連絡くれて、お前の携帯全然繋がらないし」
そうだ。
トイレに駆け込んだから携帯をテーブルの上に置き去りにしてたんだ。
私が"ごめん"と言う前に兄が'まったく'と溜息を吐いた。
その後で何故かジョングクが'
「俺が誘ったから」
「違うよ！ジョングギのせいじゃない」
やや俯いたジョングクの顔に暗さが見えて慌てて否定した。
本当に違う。
むしろ逆。
不安と恐怖にいきを押し殺す様に耐える薄暗い時間を、一瞬でも大した事ないって思わせてくれたんだから。
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かむ(プロフ) - 305さん» ありがとうございます！メッセージさせて頂きますので生まれ年を明記の上返信して頂ければパスワードお送りしますね😌 (5月5日 7時) (
レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
305(プロフ) - 初めまして😌小説を読ませて頂き、いろいろな作品をもっと読みたいと思い、メッセージをお願いしたいと思いますが大丈夫でしょうか💦よろしくお願いします🙇♀️ (5月5日 2時) (レス) id: f97ee42b4a (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - s7vfntpbswさん» ありがとうございます😌先にメッセージお送りしますね！ (4月24日 21時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
s7vfntpbsw(プロフ) - パスワード知りたいのでメッセージお願いしたいです！ (4月24日 21時) (レス) id: 23dc74d0b2 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - hima1010さん» ありがとうございます！こちらからメッセージ送りますね！ (4月23日 12時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年4月15日 20時
