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「そんな厚着してどうしたの？！」
車の外に出ていたジョングクの一言目がそれで、まさか顔を合わせるなり指摘されるとは思っていなかった。
目の前のジョングクはこないだと違って、胸元に小さくロゴの入った白いロンT一枚だ。
そんな自分の前に真冬の装いが来たらそう言いたくなる気持ちも分かる。
だから"バイクが"と無計画のままその単語をとりあえず口にしようとしたのだけれど
「あ、バイクで来ると思ったのか」
ジョングク側から正にそれという言葉が来た。
だから強めに2回頷くとジョングクも何故か同じ様に2回頷いた。
ジョングクが頭を振ったせいか、また爽やかな香りが漂った。香水だろうか、シャンプーだろうか。
どっちにしろ癒されるような香りである事は間違いない。
それからジョングクは'大丈夫大丈夫'って。
「それ着てきて良かったって思える場所に行けばいいだけだから」
'乗って'と続けて助手席のドアを開けてくれた。
いや、開けてくれただけじゃなく閉める所までだった。
バイクとは違ってだいぶ静かなエンジン音がかかると'
時間は0時20分を過ぎたあたり。
車内のデジタル時計がそう表示している。
車はやっと少なくなったという感じだが、それでも時折すれ違う車のヘッドライトが眩しくて目を細める。
「どこ行くの？」
ふと気になった。
走り始めた後で聞くなんて遅いとは思うけれど、今がそのタイミングなのだから仕方ない。
「それ教えたらつまんないじゃん」
横顔のジョングクがニッと笑う。
「アウターが活きる場所だからマックじゃないんだろうね」
「そうだね、あ、そうやって予想しながら行こうよ」
流れていた音楽が丁度次の曲に切り替わった。
その曲がジョングクのお気に入りだったようで、こないだよりも随分本腰を入れて歌い始めた。
結局、どこに行くか正解は分からず仕舞いで引き続きただ車に揺られる。
でもジョングクの歌が上手すぎて、声が心地良くて、行き先なんかの話でそれを止めてしまう事はしたくなかった。
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かむ(プロフ) - 305さん» ありがとうございます！メッセージさせて頂きますので生まれ年を明記の上返信して頂ければパスワードお送りしますね😌 (5月5日 7時) (
レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
305(プロフ) - 初めまして😌小説を読ませて頂き、いろいろな作品をもっと読みたいと思い、メッセージをお願いしたいと思いますが大丈夫でしょうか💦よろしくお願いします🙇♀️ (5月5日 2時) (レス) id: f97ee42b4a (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - s7vfntpbswさん» ありがとうございます😌先にメッセージお送りしますね！ (4月24日 21時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
s7vfntpbsw(プロフ) - パスワード知りたいのでメッセージお願いしたいです！ (4月24日 21時) (レス) id: 23dc74d0b2 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - hima1010さん» ありがとうございます！こちらからメッセージ送りますね！ (4月23日 12時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年4月15日 20時
