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何をするかなんて重要じゃないんだ。
「いたせり尽せりだ」
私の言葉に'
トランクを開け放して座席をフラットにした状態でも、ジョングクには少し手狭に見える。
毛布もあり、クッションもあり。
カップごと入れられるタンブラーまであるから、コーヒーはまだまだ温かいままで。
目の前には時々何処かがチカチカと点滅したりする豪華な夜景も。
「Aは仕事何してるの？」
右隣の下に位置するジョングクを見下ろす。
「あの家の家賃収入と、あと少し絵描いてる」
「絵？ヒョンと同じ彫り師かと思ってた」
「人に痛い事したくないもん」
笑わせるつもりはなかったのだけれど、ジョングクが微かにくふっと笑った。
ジョングクの笑いは全く悪い気がしなくて不思議だ。
着てきたアウターもそうだが、毛布とコーヒーもあってか全く寒さは感じない。
「今度俺の絵も描いてよ」
'見たい'と言ったジョングクが仰向けではなく、私の方を向いて頭を自分の腕で支える態勢をとった。
「いいけど、別に上手くないよ？」
「上手いとか下手とか関係ない、ただ見たいの」
そう言うジョングクのパーツの整った顔は確かに描き甲斐がありそうだとは思う。
人物画なんかもう暫く描いてないけれど、その久々がジョングクなんて返って光栄というものだ。
紺色とも黒とも言い難い夜空に星は見えないけれど、星が見えない事を惜しいと思わない程、満たされている。
凪のように穏やかだ、自分が。
「Aが帰りたいって言うまで付き合わせてよ」
今が何時なのか確認する前に私を見上げてるジョングクが呟いた。
「たまに食べたり少し寝てもいいし、何でもない話ししてもいいし、違う場所に行ってもいいし、ただ黙っててもいい」
特別でも何でもない様な口振り。
「俺もそうするから、Aもそれでいいんだよ」
私には特別で何でもないとは思えない言葉だった。
手にしているコーヒーの様に、身体の芯からじんわりと全身に優しく温かさが行き渡る。
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かむ(プロフ) - 305さん» ありがとうございます！メッセージさせて頂きますので生まれ年を明記の上返信して頂ければパスワードお送りしますね😌 (5月5日 7時) (
レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
305(プロフ) - 初めまして😌小説を読ませて頂き、いろいろな作品をもっと読みたいと思い、メッセージをお願いしたいと思いますが大丈夫でしょうか💦よろしくお願いします🙇♀️ (5月5日 2時) (レス) id: f97ee42b4a (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - s7vfntpbswさん» ありがとうございます😌先にメッセージお送りしますね！ (4月24日 21時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
s7vfntpbsw(プロフ) - パスワード知りたいのでメッセージお願いしたいです！ (4月24日 21時) (レス) id: 23dc74d0b2 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - hima1010さん» ありがとうございます！こちらからメッセージ送りますね！ (4月23日 12時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年4月15日 20時
