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暑い…
身体に掛かっていた毛布を剥ぎ取ると、その勢いで手が硬い何かにぶつかって悶えながら目を開けた。
家…じゃない。
目を開けたそこには殆ど白に近い水色の空があって、寝ぼけた頭で自分の状況を把握する。
でもその前に隣から聞こえた規則的な寝息に気を取られる。
「寝てる…」
その自分の声が掠れていた。
ジョングクがあまりにも無防備に寝てたのもそうだが、よく知りもしないジョングクの隣で寝てしまった事にも驚いていた。
しかもいつ寝たのか全く覚えていない。
こんなに気を抜いているにも関わらず、しっかりと閉じられているジョングクの唇は口角がちゃんと上向きだ。
ゆっくりと起き上がると髪を縛っていたゴムが手元に落ちた。
首は少し汗ばんでいて着ていたアウターを脱ぐと、半袖だが涼しいくらいに感じた。
それから髪を縛り直す。
「…
(…起きた？)
時間を確認しようと携帯を探していると、ジョングクの声が聞こえて
「私、いつの間に…？」
「何の話してた時だっけな…、あ、俺のタトゥーの話ししてる時、静かだなーと思って見たらその時にはもう」
少し鼻にかかったその声が私の失態を濁したけれど、やっぱり"いつの間にか"寝てたんだ、と。
私と同じ様に上体を起こしたジョングクが私と同じ様に
パーカーを脱ぎながら大きな欠伸を一回。
「ごめん寝ちゃって」
私の言葉にキョトンとした顔をするジョングク。
「なんでごめん？俺はありがとうだけど」
「なんで、ジョングギがありがとう？」
まだ少し眠そうな目が微笑んだ事で少し細くなる。
「見て、あれ」
ジョングクがリアガラスの向こうを指差した。
夜景があったはずのそこには、濃いオレンジが青を侵食していく朝日が丁度出てくる瞬間があった。
私にとって不安でしかない時間と風景。
なのにジョングクが
「Aのおかげでこれ見れたから」
そう言って少し眩しそうに目を細めるから、不安とか怯えとかそんなのを感じる隙がなかった。
内太腿の古傷なんか消えてしまったみたい。
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かむ(プロフ) - 305さん» ありがとうございます！メッセージさせて頂きますので生まれ年を明記の上返信して頂ければパスワードお送りしますね😌 (5月5日 7時) (
レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
305(プロフ) - 初めまして😌小説を読ませて頂き、いろいろな作品をもっと読みたいと思い、メッセージをお願いしたいと思いますが大丈夫でしょうか💦よろしくお願いします🙇♀️ (5月5日 2時) (レス) id: f97ee42b4a (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - s7vfntpbswさん» ありがとうございます😌先にメッセージお送りしますね！ (4月24日 21時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
s7vfntpbsw(プロフ) - パスワード知りたいのでメッセージお願いしたいです！ (4月24日 21時) (レス) id: 23dc74d0b2 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - hima1010さん» ありがとうございます！こちらからメッセージ送りますね！ (4月23日 12時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年4月15日 20時
