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よりによってこんな時間に絵を描く事になるとは。
人物画を描くのが久々なら、この時間に絵を描くのは人生で初めてだ。
「俺どうすればいい？」
ソファに座るジョングクと、年数の経った古傷が沢山刻まれているフローリングに座る私。
「何もしなくていいよ、携帯触ったりしても大丈夫だし」
「じゃあ喋ってても？」
「全然いいよ」
カーテンを開けた向こう側の中途半端に白けた世界から入る光だけ。
大嫌いなはずのそれがジョングクにはよく似合って見えて、セットなら好きになれそうな気がする。
まるで何でも自分の味方にしてしまうんだ、ジョングクは。
「A、起きたばっかり？」
ジョングクとタブレットを交互に見る私に対して、ジョングクはじっと私に目を向けている。
「うん、ジョングギからカトクが来た直前に」
「俺は違うよ」
「昨日から寝てないんでしょ？」
'
その言葉と動きにまんまと嵌められて順調に描いていた手を止めてしまった。
「寝たよ、でもこの時間に来れるようにアラームかけて起きた、が正解」
にひっと笑ったジョングクだったけれど、私は笑えなかった。
だってわざわざ、そんな事して。
仕事でもないし急ぐ必要もないのに、こんな時間に起きてここに来たって。
嫌なわけじゃない。
でも心は騒つく。
動けないままでいる私に、それまでとは違う目の色と声のトーンでジョングクが呟いた。
「Aが安心できるように」
たった直前まで子供みたいに笑って弾む様な声で喋っていたのに、まるで別人の様な雰囲気を纏ったジョングクのそれに胸の奥がぐっと詰まる。
ジョングクは"私の事"を知ってるのだろうか。
じゃなければどうしてこんな事が言えるのだろう。
ペンタブを持つ手が僅かに震えているけれど、決して恐怖や不安からの震えじゃない。
でもなんて返せばいいのか分からない。
だから、ただ穏やかな瞳を真っ直ぐに私に向けるジョングクを見つめるだけで。
「怖いって言ってたから、こないだ」
私ではなくジョングクが、また静かにゆっくり言葉を紡ぐ。
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かむ(プロフ) - 305さん» ありがとうございます！メッセージさせて頂きますので生まれ年を明記の上返信して頂ければパスワードお送りしますね😌 (5月5日 7時) (
レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
305(プロフ) - 初めまして😌小説を読ませて頂き、いろいろな作品をもっと読みたいと思い、メッセージをお願いしたいと思いますが大丈夫でしょうか💦よろしくお願いします🙇♀️ (5月5日 2時) (レス) id: f97ee42b4a (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - s7vfntpbswさん» ありがとうございます😌先にメッセージお送りしますね！ (4月24日 21時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
s7vfntpbsw(プロフ) - パスワード知りたいのでメッセージお願いしたいです！ (4月24日 21時) (レス) id: 23dc74d0b2 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - hima1010さん» ありがとうございます！こちらからメッセージ送りますね！ (4月23日 12時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年4月15日 20時
