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「人に話したくない事くらい、みんなあるじゃん」
ジョングクの声に少しだけ明るさが戻ったけれど、素直に安堵出来ない。
私のせいで無理に繕っているという事くらい分かるからだ。
太腿の上に暫く放置されていたタブレットの画面はもうとっくにスリープ状態になっていて、その黒い画面に自分の険しい表情が映っていた。
「A」
ジョングクがいるのになんて顔をしてるんだろう。
そう思う私をそれでも尚、優しい声で呼んでくれる。
「怖いなら怖いって言って、それだけでいいから」
胸を締め付けるそんな言葉まで。
私のせいでジョングクがーーー
「…この時間が、怖い」
ペンタブを持つ手に力が入った。
絵を描くつもりでそうなったんじゃなくて、自分を保つ為にそうなった。
たった一部だけだとしても、これを家族以外に話すのは初めての事で想像さえも出来なかった事だから。
ジョングクの顔は見れなくて、カーテンのその向こう側の景色を見つめた。
「夜でも朝でもないこの時間が不安で怖くて、でも、勝手に目が覚めちゃう時があって。多分、ジョングギが見たのは私が起きるか起きないかの瀬戸際のやつ…だったのかな」
"かな"と濁す他なかった。
何故なら私も自分がそんな事になっているなんて初めて知ったからだ。
それだけ言ってペンタブを持つ右手がまだ小さく震えてるのを抑えようと左手を添えた。
「今は？」
その手からジョングクの声に目を向ける。
「今は怖い？」
迷いながらだけれど確かに首を横に振ったのに。
ジョングクはソファから立ち上がると私の前まで来て、私と同じ様にフローリングに座り込んで。
「俺の事は怖くない？」
真正面から凛としたその目と対峙する。
ジョングクの事はーーー
「怖くないよ、だって今」
「じゃあ震えてる手が止まるくらいまで、俺にそういうの半分ちょうだい」
嘘はついてないのに。
手の震えはジョングクに抱き締められた瞬間に止まった。
強くも弱くもない腕の力と、私を丸ごと包み込む温かくて良い香り。
恐怖とか不安とかそんなマイナスな事全て、ジョングクのこの腕の中では全く縁のない物になる。
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かむ(プロフ) - 305さん» ありがとうございます！メッセージさせて頂きますので生まれ年を明記の上返信して頂ければパスワードお送りしますね😌 (5月5日 7時) (
レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
305(プロフ) - 初めまして😌小説を読ませて頂き、いろいろな作品をもっと読みたいと思い、メッセージをお願いしたいと思いますが大丈夫でしょうか💦よろしくお願いします🙇♀️ (5月5日 2時) (レス) id: f97ee42b4a (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - s7vfntpbswさん» ありがとうございます😌先にメッセージお送りしますね！ (4月24日 21時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
s7vfntpbsw(プロフ) - パスワード知りたいのでメッセージお願いしたいです！ (4月24日 21時) (レス) id: 23dc74d0b2 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - hima1010さん» ありがとうございます！こちらからメッセージ送りますね！ (4月23日 12時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年4月15日 20時
