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私をあっさり兄の部屋に招き入れたジョングク。
つまり私の事を家族若しくは関係者と知っていたという事だろう。
「あれ？なんでAがいんの？」
私がここに入って間もなくトイレから出てきた兄と鉢合わせした。
自分が開けなければ入って来れるはずのない妹と出会して、少々驚いてる事が窺える。
説明する為に名前を呼んでもいいのかどうなのか、一瞬だけジョングクに目を向けて表情を確認したのだが。
「俺が開けたんです」
図体に似合わず小さく挙手したジョングクがサラッと言ってくれて、私の役目はなくなった。
「ヒョンの妹だってすぐ分かった、目がそっくりで」
立て続けに出て来たジョングクの言葉に、私は"あーやっぱり知ってたんだ"という単純な考えと"目がそっくり"という、幼い頃から変わらない類似点に苦笑いするしかなかった。
ジョングクの丸く大きな目とは違って、割と切れ長で三白眼の目だ。
言われ過ぎて嫌でも良いでもない。
ただ"兄妹なんだな"と思うだけだ。
「そこにコーヒー置いといたから」
兄にキッチンの方を指差して言うと'あぁ'と頷いた。
その後で自分の手にあるもう一つの袋。
「これ塩パンなんですけど、ジョングクさん良かったら食べます？」
それの封を開けて中身をジョングクに見せた。
この場所は兄の好きなお香が焚かれていていつも同じ独特な匂いがするのに、別な爽やかな香りが鼻を掠めた。
「え、俺も食べていいんですか？」
「4個買って来たので、どうぞ」
兄も近付いて来て袋の中を覗き込んだ。
「今からジョングギのタトゥー入れるっていうのに」
とか何とか言いつつ、ズボッと袋に手を入れてノーマルな塩パンを鷲掴みにしてすぐさま齧った。
勢いよくチョコの方を取られなくて良かったと胸を撫で下ろしてたのは秘密だ。
塩パンを食べながらキッチンにコーヒーを取りに行った兄の後で、ジョングクが'じゃあ'と言いながら袋からチョコの方の塩パンを手にした。
パン一つなのに宣伝の様に絵になって見えるのは、やっぱり顔立ちの良さがもたらすものなのだろうか。
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かむ(プロフ) - 305さん» ありがとうございます！メッセージさせて頂きますので生まれ年を明記の上返信して頂ければパスワードお送りしますね😌 (5月5日 7時) (
レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
305(プロフ) - 初めまして😌小説を読ませて頂き、いろいろな作品をもっと読みたいと思い、メッセージをお願いしたいと思いますが大丈夫でしょうか💦よろしくお願いします🙇♀️ (5月5日 2時) (レス) id: f97ee42b4a (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - s7vfntpbswさん» ありがとうございます😌先にメッセージお送りしますね！ (4月24日 21時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
s7vfntpbsw(プロフ) - パスワード知りたいのでメッセージお願いしたいです！ (4月24日 21時) (レス) id: 23dc74d0b2 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - hima1010さん» ありがとうございます！こちらからメッセージ送りますね！ (4月23日 12時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年4月15日 20時
