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嫌な目覚めじゃない。
ただふと目が覚めた。
自然と瞼が少し開いたけれど、布団の匂いと柔らかさを確認して安心してまた瞼を閉じた。
だって今日は二度寝出来そうな、そんな目の覚め方だからこんなの久々で勿体無くて。
柔らかい布団にしがみ付いて顔を埋めた。
良い匂い。
私の布団こんなに良い匂いだったんだーーー
布団？
目を開けた。
そこにあったのは布団、じゃない。
「…ごめん、あ、いや、ごめん？じゃなくて…」
顔を上げると、大きな目をあちこち動かすジョングクがそう呟いて。
「何もしてないから、ほんとに。じゃあ一緒に寝るなって話しなんだけど、俺が勝手にいなくなったらAがびっくりするかなって…」
額に手を当てて、私を見下ろしたかと思えばまた上の方を向いて見たり。
つまり。
良い匂いだったのは布団じゃなくジョングクの服で、私は布団じゃなくジョングクの服に顔を埋めてしまっていて、今私がしがみ付いてるのはジョングク、という事だ。
ゆっくりと腕を退かすととジョングクの服からさわさわと音がした。
それからそれと同じくらいゆっくり身体を起こして見ると、間違いなく自分のベッドの上。
それは構わない。
でもーーー
「A」
ジョングクが私と同じ様に上体を起こした事で、二人並んでベッドの上に座る。
「寝れるなら、いくらでも俺が布団になるよ」
'いつでも'と付け足したジョングクがやや照れた様子で両手を小さく広げるから、恥ずかしいったらなかった。
穴があったら入りたいとは今のこの状況にピッタリだ。
それでも何の不安も恐怖もないどころか、この時間に目が覚めたのに二度寝出来そうだなんて思えたのは紛れもなく隣のジョングクのおかげだ。
タイマーで切れた間接照明のない部屋は、私の嫌いな薄暗さに染まっている。
でもジョングクが寝癖をふわふわと揺らしながら
「バイク乗る？」
首を傾げてそんな魅力的な提案をするから、尚更、もう何も怖くなかった。
行き先なんか何処だっていい。
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かむ(プロフ) - 305さん» ありがとうございます！メッセージさせて頂きますので生まれ年を明記の上返信して頂ければパスワードお送りしますね😌 (5月5日 7時) (
レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
305(プロフ) - 初めまして😌小説を読ませて頂き、いろいろな作品をもっと読みたいと思い、メッセージをお願いしたいと思いますが大丈夫でしょうか💦よろしくお願いします🙇♀️ (5月5日 2時) (レス) id: f97ee42b4a (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - s7vfntpbswさん» ありがとうございます😌先にメッセージお送りしますね！ (4月24日 21時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
s7vfntpbsw(プロフ) - パスワード知りたいのでメッセージお願いしたいです！ (4月24日 21時) (レス) id: 23dc74d0b2 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - hima1010さん» ありがとうございます！こちらからメッセージ送りますね！ (4月23日 12時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年4月15日 20時
