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「なんか、変装っていうか、そういうのってするんじゃないの？」
握手の延長みたいに手を繋いでる事よりも、どこからどう見てもジョングクだと分かる風貌の方に少しそわそわした。
マスクもサングラスも帽子もない、ただのジョングク。
「まぁ、人がいればね、今はほら、こんな感じだから」
"こんな感じ"っていうのは今のこの街の様子の事なのだろう。
午前何時なのか時計は見てないけれど、嘘のように人気がなくて、静かで、私とジョングクの少しずれた足音がよく聞こえる。
何なら繋がれた手をジョングクが楽しそうに軽く振る度にその風の切る音が聞こえそうな程。
柔らかい時間だ、とても。
「ここの路地入ってすぐ右側に美味しいタッカンジョンが美味しいチキン屋があるんだよ」
急に立ち止まると路地の奥を指差したジョングクが言った。
「こんな所に？人気なの？」
「オープンしてすぐ来ないと入れないくらい」
「へぇ、凄い、通りに面してないのに」
「あとはこっち、来て」
グッと手を引っ張られてまた歩き出す。
歩いて止まってまた歩いて。
その度にそこの何とかっていうメニューが人気だとか、あそこの何とかが有名だとか、こっちの何とかが最近開店したとか。
「よく知ってるね」
丁度、最近メンバーが買って来て食べたら美味しかったらしいドーナツの店の話しをしてる横顔に褒め言葉を送った。
ジョングクはそれを否定する事なくすぐに'うん'と頷いて私を見ると
「狎鴎亭は庭みたいなもんだから、なんでも聞いて」
そんな頼もしい事を言った後で
「
(全部一緒に行こう)
真っ直ぐ前を見て歩き出した。
そんな事実現出来るのだろうか。
なんとなくだけど、ジョングクならあっさり実現させてしまいそうな気がした。
「Aは俺のバイクにあと5回くらい乗らなきゃいけないしさ」
「そんなに乗る回数あった？」
「6回？だったっけ？」
一つの会話の中で回数が増えて思わず笑ってしまった。
6回でも7回でも。
乗せてくれるなら何度でも乗せてほしいよ。
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かむ(プロフ) - 305さん» ありがとうございます！メッセージさせて頂きますので生まれ年を明記の上返信して頂ければパスワードお送りしますね😌 (5月5日 7時) (
レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
305(プロフ) - 初めまして😌小説を読ませて頂き、いろいろな作品をもっと読みたいと思い、メッセージをお願いしたいと思いますが大丈夫でしょうか💦よろしくお願いします🙇♀️ (5月5日 2時) (レス) id: f97ee42b4a (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - s7vfntpbswさん» ありがとうございます😌先にメッセージお送りしますね！ (4月24日 21時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
s7vfntpbsw(プロフ) - パスワード知りたいのでメッセージお願いしたいです！ (4月24日 21時) (レス) id: 23dc74d0b2 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - hima1010さん» ありがとうございます！こちらからメッセージ送りますね！ (4月23日 12時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年4月15日 20時
