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何をどう間違っても私の知り合いではない。
確実にこないだ初めて顔を見ただけの人なのに、目の前の女性は私の名前を当てた。
私が驚いてるのと同じ様に隣のジョングクも驚いたようで
「Aの事なんで知ってんの？」
と、私ではなくその女性に尋ねた。
それは私も気になる事だ。
他の男性2人も不思議そうにしているけど、その女性だけがピンク色の唇で'やっぱり'と言って。
「xxxと付き合ってたよね？」
その名前を聞いてヒュッと息が詰まった。
もう二度と口にする事も聞く事もないと思っていた、いや、そうしたくもなかった。
「タトゥー屋の妹さんでしょ？私が前にxxxから写真見せて貰った事あるだけだから、Aさんは私の事知らないよね」
胸の辺りの服を掴む手に力が入る。
聞きたくないのに周りが静かなせいでやたらよく聞こえてしまう。
やめて。
もう聞きたくない。
「xxxがどっかに凄い切り傷あるって…、俺がやったとかやらせたとか自慢げに言ってたけど、頭イカれてるのよあの男、だからもう気にしない方がいいよ」
やめて。
お願い。
やめてーーー
ジョングクの目に私は今どう見えているだろうか。
何とか呼吸をしながら隣のジョングクを見上げてみれば、初めて見る顔をしていた。
優しいジョングクが蔑みや哀れみの瞳を私に向けるはずがない。
さっきまで私に狎鴎亭を隅々まで案内してくれたジョングクがそんな事するはずない。
そう思うのに、瞳を揺らしたまま私を見下ろし何を言わないジョングクにそう思えない。
「A…」
その声に名前を呼ばれても世界は灰色でジョングクも色を失くした。
「そろそろ帰らないと、お兄ちゃんから電話来てたから」
嘘だ。
ジョングクが私の手首を掴んで、女性を含めるその人達に何かを言って
「またこないだみたいに1人で帰るとか言わないよね？俺今回は…」
少し離れた所で私の顔を覗き込んで言ったけど、もうその優しい表情にもその温かい手にも何の効力もないみたい。
「A、なんか言っ」
「、お願いだから付いて来ないで」
'ありがとう'ジョングクにそう言えたのは奇跡だと思う。
多分上手く笑えはなかったけれど。
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かむ(プロフ) - 305さん» ありがとうございます！メッセージさせて頂きますので生まれ年を明記の上返信して頂ければパスワードお送りしますね😌 (5月5日 7時) (
レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
305(プロフ) - 初めまして😌小説を読ませて頂き、いろいろな作品をもっと読みたいと思い、メッセージをお願いしたいと思いますが大丈夫でしょうか💦よろしくお願いします🙇♀️ (5月5日 2時) (レス) id: f97ee42b4a (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - s7vfntpbswさん» ありがとうございます😌先にメッセージお送りしますね！ (4月24日 21時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
s7vfntpbsw(プロフ) - パスワード知りたいのでメッセージお願いしたいです！ (4月24日 21時) (レス) id: 23dc74d0b2 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - hima1010さん» ありがとうございます！こちらからメッセージ送りますね！ (4月23日 12時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年4月15日 20時
