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「お腹空かない？」
ジョングクのそれは本当に唐突だった。
朝5時に空腹だという人はそう滅多にいそうにないけれど、ジョングクがそう聞くという事は、だ。
「ジョングギはお腹空いたの？」
そこが当然線で繋がる。
「いや、あー…んー少し？食べろって言われたら食べれる」
この時間に？
と思ったがジョングクが朝5時に空腹を訴える側の人だったと判明したのだから、それでいい。
やたら静かなこの空気に神経を持っていかれない様に、携帯から聞こえるジョングクの声に集中する。
「何か食べに行こうって？」
話を途切れさせない為に私も口を開く。
「そ、何でもいいよ、マクドとか」
「こんな時間にマックやってる？」
「え！マクドって24時間じゃん！」
少し大きめの声が返ってきた。
思わず耳と携帯の距離を取ったが、ジョングクが立て続けに何かあーだこーだ言っていたのは全部聞こえたくらい。
それくらいの声の大きさ。
でもその大きい声が、たったこの場所一角だとしてもこの部屋で聞けた事が私の心をまた弛める気がした。
だから抱えていた膝の力を緩めて、そのままベッドから降りてみた。
フローリングの冷たさが少しだけ不安にさせたけれど。
「じゃあ、行こうよ、マック」
クローゼットに向かう私の足の裏が思ってるより温かいからだと気付いた。
私が扉を開けたあたりでジョングクから
「
(分かった、俺が迎えに行くよ)
'待ってて'と言われて、その後電話が切れた。
辺りが急に静まり返ってまた不安が込み上げてくる。
でもここでまた蹲って目を瞑ったら、着替えも出来なくなるのは分かっている。
ジョングクのコロコロとした声をよく思い返しながら部屋着を脱いで、姿見に映る下着姿の自分と目が合った。
内太腿にある傷痕とそれを覆うタトゥー。
手早くデニムパンツを取り出して脚を通せばもう見えなくなる。
この時間に見るのは駄目だ、絶対に。
私が軽装に着替えて5分後には再び携帯が鳴った。
聞き慣れないバイクの音と共に。
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かむ(プロフ) - 305さん» ありがとうございます！メッセージさせて頂きますので生まれ年を明記の上返信して頂ければパスワードお送りしますね😌 (5月5日 7時) (
レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
305(プロフ) - 初めまして😌小説を読ませて頂き、いろいろな作品をもっと読みたいと思い、メッセージをお願いしたいと思いますが大丈夫でしょうか💦よろしくお願いします🙇♀️ (5月5日 2時) (レス) id: f97ee42b4a (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - s7vfntpbswさん» ありがとうございます😌先にメッセージお送りしますね！ (4月24日 21時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
s7vfntpbsw(プロフ) - パスワード知りたいのでメッセージお願いしたいです！ (4月24日 21時) (レス) id: 23dc74d0b2 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - hima1010さん» ありがとうございます！こちらからメッセージ送りますね！ (4月23日 12時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年4月15日 20時
