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NJ「おお、Aさん！今日はよろしくね！」
私を見て声をかけてくれたのはナムジュンさん
それに気がついたようにメンバーの皆さんがゾロゾロと寄ってきて、話し出す。
HS「この前ぶり！楽しみにしてたよ！」
JM「久しぶりに顔みた気がする」
JK「ジミニヒョン、顔が近い」
TH「ねえ、今度さ打ち上げしようよ！会える時なんて少ないんだし」
テヒョンさんがナチュラルに肩組んできて、あ、この人の距離感おかしいのかなって、そーっと離れようとしたら
YG「はいはい、困ってんだろAさんが」
て、助け舟を出してくれたのはユンギさんだった。
私の横からテヒョンさんをベリリって剥がす。
皆さん個々に話してて、まじで会話を聞くのに精一杯。
ちらりと、また奥に座ってるジン先輩に目をやると、彼もこちらを見ていたのか目が合って
なんか、凄い悲壮感に満ちた顔してた。
そんな顔したいのは、私の方です。なんて
そのままスムーズに予定は進んでいって、個々にインタビュー受けて、撮影になった。
撮影はBTSの皆さんの中に少し混ざるような感じになって、プロデューサーやカメラマンの指示で、私はジン先輩の隣へと誘導された。
うわあ、どうしよどうしよどうしよ
って、心臓は今にもはち切れそうなくらいドキドキして
『っ……』
JN「……リラックスして？」
あの、アンドロイドみたいなジン先輩が、距離が近いことをいい事に、私にだけ聞こえる声でそう言った。
その声に、私の身体は緊張が取れたみたいに軽くなった。
カメラマンの声が、スタジオに響き渡る。
「いいですねー！！みんないい笑顔だよ！」
フラッシュがたかれる度に作る笑顔のまま、ジン先輩が
JN「あの時は、ごめん」
って、
何それ。
私がどんな顔をしていたのか凄く気になって、撮影したあとの写真を見せてもらっていたんだけど、案外自分の中では普通に表情作れててホッとした。
でも後からオンニに
オンニ「ちょっと、なんか一部だけ表情強ばってなかった？大丈夫？今日は早く切り上げて帰ろう？」
オンニは、私の表情の変化に気がついていたけれど、まさかそれがジン先輩のせいだなんて思ってもいないだろう。
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作者名：uri
| 作成日時：2024年4月8日 20時
