ページ ページ4
そう、俺が以前からファンで仕方ない、シンガーソングライターのA。
彼女は今回、俺たちの事務所から大々的に売り出したソロシンガーだ。
透き通る歌声に、聞いてて心地がいいビブラート。
それに劣らないギターの腕前。
それに、真っ黒のロングヘアに、人形のような黒い瞳。
すらっとした長い手足。
その容姿が、さらに彼女を引き立たせていた。
俺の悩みは、彼女のファン過ぎて、塩対応してしまう事だった。
さっきも、名前だって一番に覚えているのに
知らないフリなんかして！！俺のバカ！！！
YG「ジニヒョン、さっきのはダメだな」
トイレに行ってたユンギが、控え室に帰ってきて放った第一声が、ダメだし。
JN「なんで！？俺、精一杯だったよ！？」
YG「ありゃダメだ、あんなんじゃ嫌われてると思っても仕方ねえな」
JN「俺はもうダメかもしんない……」
どうやらユンギがトイレに行くときにばっちりと俺とAのやり取りと見ていたらしい。
ゾロゾロと散らばっていたメンバーたちが戻ってきて、あっという間に控え室は男だらけになった。
NJ「ジニヒョン、何か悩んでるの？」
HS「ああ、あれでしょ？Aちゃんのこと見れて嬉しすぎてぶっ倒れたんじゃないの？」
TH「ファンだって言ってたの、本当だったんだね」
JN「お前ら、俺をなんだと思ってる？」
JK「なんか優秀そうな子でしたよね？俺、ギターでも習いに……「だからなんでお前が！？」
TH「ギター！？俺も習いたい！グガ、今度一緒に……「お前らがAに習うだって！？危険極まりないわ！」
ガードマン、大変。
ここに！！よからぬ事を考えてる輩がいますううう！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 459人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：uri
| 作成日時：2024年4月8日 20時
