アンドロイドな君と【JN】 (ページ6)

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あんなに心配していた(勝手に)Aのパフォーマンスは、完璧にも近い感じで無事に終了した。

バラードを売りにしていた彼女の曲は、彼女の声質がぴったりで

さすがは俺の推し！！って心の中で涙流した。

JK「っわあ～…なんか、泣きそう」

TH「――――…わかる、なんか響いたよね」

HS「俺もファンになろう、うん」

って隣で3人とも俺の顔みながら言ってきたから、順番に殴ってやろうかと思った。

パフォーマンスが終わったAは、清々しい顔で戻ってきて、緊張が取れたんだなって感じた。

そして、俺たちはいつも通りのラストを飾る完璧なパフォーマンスを披露して、音楽番組は無事終了した。

終了してすぐに、急いでAの姿を探したんだけど、もうどこにも居なくて

JN「もうAは帰ったの？」

ってナムジュンに聞いたら

NJ「Aさん？走ってマネージャーと帰って行ったよ」

走って！？何？なんかどっかしんどくなっちゃったの！？

JM「ジニヒョン、心の声が顔に出すぎてうるさい」

JK「同じ事務所なんだからいつでも顔見れるじゃないですか」

YG「……――くあ～～っ、寝よ」

すぐに言ってあげたかったんだ。

凄くいいパフォーマンスだったよって。

デビューおめでとうって。

誰よりも一番に、言ってあげたかったのに。

ってそんなこと考えてたんだけど、実際に会うと、どうせ表情管理おかしくなって、言いたいこともうまく言えなくなるんだろうな。

自分が難しすぎてどうしたらいいのかわからない。