アンドロイドな君と【JN】 (ページ8)

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同じ事務所だけど、向こうは多忙だし、なんなら皆揃ってみかけることもレアだ。

でも凄く仲がいいって聞いたから、離れてても誰かの家で遊んだりとか、集まったりとかしてるんだろうな。

そう思うと、グループってみんなが支えになっているから、とても羨ましいと思ってしまう。

私は、一人だけど、なんでも相談できるオンニがいるし。さみしいとは思わない。

オンニから渡された日程表を、もう一度見て、ぎゅっと握りしめた。

デビューしてから数日、有難いことに沢山仕事も増えてきたし、スケジュールは着々と増えて行った。

ただ、事務所にいる時間も少なくなるわけで
ジン先輩にお目にかかることも、レアになってきた。

そんな時だった

HS「あ、Aちゃんじゃん！うわあ！めっちゃ久しぶりだね！」

偶然廊下ですれ違ったのは、ホソク先輩だった。

音楽番組以来じゃない！？って両手掴まれてブンブンと上下に揺さぶられる。

かっ、肩っ……とれるう！

『お久しぶりです！！お会いできて嬉しいですっ』

HS「あ、そうだ。今度仕事一緒だよね？楽しみにしてるよ、メンバーも(特にジニヒョンが)会いたいって言ってたからさ」

なんですと？あのBTSが私に会いたいだなんて嘘でしょ？！

『そんなっ、会いたいと言って頂けるなんて光栄です……！こちらこそよろしくお願いします！』

両手掴まれたまま、ぺこりとお辞儀をした。

「ああああぁぁぁあ！！！ホソク！！」

廊下に誰かの悲鳴が響き渡った。