アンドロイドな君と【JN】 (ページ9)

今日:39 hit、昨日:113 hit、合計:22,666 hit

ページページ9

その声にビクゥゥゥ！！ってしてホソクさんと同じ方向に顔向けると、そこに立ってたのは、ジン先輩。

JN「何してんの、ねえ、何してんの？」

HS「ヒョン、丁度良かった！今度仕事一緒にするからと思ってAちゃん捕まえてたの」

ほらね？ってぎゅっと握られた両手をジン先輩に見せるように高らかと掲げたホソクさん。

それを見たジン先輩は、こんわい顔してツカツカツカと、足音聞こえるんじゃないかってくらいの勢いで私とホソクさんに近付いたと思ったら

がしっ！！とホソクさんの肩掴んで

JN「ホソガァ、今度あの店の肉食べたいって言ってたよな？ん？言ってたよな？」

HS「はあいはい、わかったって。じゃAちゃん、今度ゆっくり遊ぼうねー！」

状況飲み込めないまま、ホソクさんに繋がれていた手は、サッとジン先輩にシフトチェンジして、ホソクさんはヒラヒラと手を振ってその場を去ってしまった。

何故か流れでジン先輩が私の手を握っている。

まじで頭の上にハテナ状態だったんだけど、段々とこれがどうなってんのか理解してきて手汗かいてきて

『じっ、じじじぃっ、っジン先輩っ！これはそのっ』

JN「いまジジイって言った？言ったよね？」

それは私が噛みすぎてただけ。

ホソクさんが去った後のジン先輩は、先程の少し焦った様子の先輩ではなくて、またいつもの私と話す時のアンドロイドみたいな表情になっている。

JN「簡単に、男の人に触られちゃだめだよ？」

　

　